イタリアドラマSummer Timeをみた感想 便利なLLNを使って語学勉強も
みなさんこんにちは。
今日も美容やファッションなど、今の流行りをトレンドカメラから発信していきます。
この時期、ネットフリックスで時間を潰してる人たくさんいますよね。
私もいろんなドラマを見まくってときめいたり泣いたりしています。
こんな時期だからこそ元気を出してモチベを上げようと『Summer Time』を見ました。
なのでザッとあらすじや、個人的な感想などを書いていこうと思います。
イタリアの夏を切り取った Summer Time
Summer TimeはNetfrixオリジナルのイタリアドラマです。
恋愛、人間関係の模様を描いたロマンスドラマになってます。
大人になりかけの10代である彼らの感情や心情を淡く切ない恋愛をメインにしたストーリーで、イタリアの典型的な夏をそのまま切り取ったドラマに仕上がっています。
チェゼナーティコという海に面した小さな町が舞台になっていて、小さな町ながらもイタリアの夏に憧れを抱いてしまうほど綺麗な映像が見れます。
あらすじ
恋愛をあまりしてこなかった主役の17歳の女の子『サマー』は、幼馴染の女の子『ソフィア』と男の子『エド』といつも一緒。
彼らはチェゼナーティコというアドリア海に面した小さな町に住んでいる。
そこは冬のあいだは閑散としていて寂しい町だが、6月から9月の夏のバカンスシーズンになると世界中から行楽客が集まりとても賑わいさまざまなストーリーが生まれる。
夏はイタリア人にとって、最高の季節なのだ。しかし、サマーは夏が大嫌いという。
彼女の父親はトランペット奏者で、夏になるとイタリア中をツアーで回ってコンサートを開くので、夏の間は家を留守にする。そんなわけで彼女の母親はバカンスシーズンになると一人でバーを切り盛りし、娘には寂しさを隠すがいつも心ここのあらずな様子。
妹の『ブルー』も心優しいが静かな性格ゆえに学校ではあまりうまくいっていない。
そんな家庭の問題を背負おうとする責任感がつよいサマーが、あるひとりの男性に出会う。
育った環境も、生まれたところも違うひとりのバイク乗りと恋をする。
相手のことが大切だから身を引く恋や、一生叶わない恋、そんな切ない恋愛模様やLGBTの人々の心情、家族の温かさ、それらを数ヶ月の一夏にぎゅっと詰めた話になっている。
観終わった感想(ネタバレ)
全体的なネット上の評価はそこまで高くないのですが、個人的にはめちゃくちゃ良かったです。
まず主役のサマーがとても責任感が強くて、自分の考えをしっかり持っている芯がある性格に好感を持てました。
ドラマとか映画の評価って、主役の性格が好きかどうかでけっこう決まってきたりしませんか?
私はそうなのですが、ネガティブな主役とかだと早々に断念しちゃったりよくあります。
その点では、心の声と葛藤していたり悲しみに耐えてたりするサマーに感情移入してしまってけっこう泣きました。
ドラマ終盤ではうるうるシーンがたくさんあって、俳優陣の演技力に負けた。。。
映像がとにかく綺麗!
海の近くってだけで映えるのにさらには可愛い建物や綺麗なホテル。
そしてローカルな駅。サマーの可愛い部屋。
鮮やかなカラーをたっくさん使っていてすごくおしゃれな映像になっています。
実はチェゼナーティコ、私行ったことがあって、本当小さな海町なんです。
でも夏はすっごい人で、夜中まで飲んでる人が多く、ビキニ姿でウロウロしたり砂浜で寝そべって1日が終わったり、素敵な光景をたくさんみました。
そんなチェゼナーティコのイタリアンサマーを忠実に再現していて、私も10代の時にここで過ごしてみたかったな〜って思いました。
そして、サマーの幼馴染二人にも注目です。
一人は同性愛者の女の子、そしてもう一人はピュアな心をもった優しい少年。
二人の恋も切なくて二人とも幸せになってほしいって、親みたいな心で見守ってしまいました。
個人的にあまり好感を持てなかった『アレ』
サマーの彼氏です。
ちょっとキザというか、ぽわんとしていて頼りなさそうなところとか、、、
最初から最後まであまり好きになれなかったキャラでした。
もうひとり、見てて切なくなったキャラがいます。
それは『サマーのママ、イザベーラ』
めっちゃ良いママだと思います。短いスカートを履くところとかあの綺麗な歌声とか、娘たちを第一に思うところとか、いつも笑顔なところとか、、、
あったけぇ心を持ってる、、、って思わず口に出しちゃったくらいです。
感情を表に出して人情味溢れるサマーのママと、口数は多くなく一見怖そうに見えるアレのママ、二人とも正反対なタイプだけど、子供を想う気持ちはどちらも同じくらい大きくて温かいですよね。
登場人物の中で悪い人が一人も出てこなくて、みんな人間味があってそれぞれの気持ちもわかるから誰も悪くないし、誰も責めれない。
真面目に生きるのも確かに大切だけど、自分の楽しさを求めて本能のままに生きるのも良いなって思いました。
私も、いい子ぶる10代じゃなくてもっと自分に素直になって楽しみつくせば良かったなって思っちゃいましたね。
最後はサマーとアレが離れ離れになっちゃって終わりますが、18歳(後半は18歳)ながらも大人なところがあって余計に悲しくなります。
サマーの父親のせいで「待つ」っていう行為が大嫌いなサマーが、大好きな相手の夢を応援するためにアレにスペインに「いくべきだ」と言いました。
もう観てるこっちは涙がボロボロ。
遠距離恋愛のツラさを知ってるからかもしれませんが、優しくて強いサマーに完全に感情移入してました。
俳優たち
Coco Rebecca ココ・レベッカ (サマー役)
ヒロイン役の俳優、ココ・レベッカ。
ボローニャ出身の2001年生まれ。若いですよね。
この「サマータイム」で初めて知った人も多いようです。
じつは彼女、イタリア語の他に、英語も母国語レベル、そしてスペイン語、ドイツ語も話せます。どんだけすごいんだ。。
Ludovico Tersigni ルドヴィコ テルシーニ
1995年にローマ出身の俳優です。
中学から舞台に興味があり、舞台の教室にも通っていたそうです。
なので、俳優業は昔から情熱があったようですね。
音楽も大好きなので、ギターも弾けます。サマータイムでもバイクに乗っていましたが、リアルでもバイクに乗るのが好きらしいです。
Alicia Ann Edogamhe アリーチャ アン エドガメ
彼女の情報はイタリアでもあまり公表されていないようですが、サマータイムのドラマ中ではココレベッカの妹役でしたよね。
実際でも彼女はココの本当の妹なんです。
確かに似てますが、本当の姉妹をドラマに出すなんて、さすがイタリア人だって感じました。
2007年生まれ、ドラマ撮影当時は12歳だったそうです。
12歳に見えませんでしたよね。
Giovanni Maini ジョバンニ マイニ
ドラマ中でとても魅力的だった彼。異様な雰囲気をまとっていてついつい目で追ってしまう感じでした。
ボローニャ出身で2000年生まれ。
183センチという高身長で細くてモデルみたいなスタイルを持っています。
彼のプライベートはあまり知られていません。そんなところも魅力的ですよね。
Amanda Campana アマンダ カンパーナ
彼女もほんっとう魅力的でしたよね。
すっごい美人ってわけじゃないのに惹き寄せる何かを持ってるような気がします。
1997年生まれのトスカーナ州出身です。トスカーナ州といえば、フィレンツェがある州です。
2020年に映画でデビュー。
まだ新人さんですね。でも演技力もかなりあって、今頃たくさんのオファーが来てるかもしれません。
イタリア語の勉強にも最適
見始めたきっかけは、イタリア語の勉強のためでした。
ドラマや映画で勉強をするのってめっちゃ良いんですよね。生きた会話が聞けるし、若ものたちの言い回しや、ニュアンスなどを知るのにめちゃくちゃ役立つと思います。
そこでネットフリックスをつかって勉強してる人にオススメなのが、『Language learning with Netfrix』というグーグルクローム上で使えるプログラムです。
Language Learning with Netflix(LLN)
画面上に、2言語の字幕を入れられる超超超優秀なものです。
例えば、ネットフリックスで語学を勉強するときって、できれば音声も字幕も勉強中の言葉で見たいですよね。
でも、そうなると熟語とか、フレーズで意味が出来上がる言葉とかだともしかしたらスルーしてしまってるかもしれません。
そんなのめちゃくちゃ勿体無いです。
そこでこのLLNを使うと、画面に2言語の字幕がでるので全て理解しながら新しい言葉も見つけられてニュアンスも勉強できます。
作った人には感謝しまくってます。
ぜひ入れてみてください。
勉強も楽しくなると思います。
夏に帰りたくなるSummer Time
たらたらとあらすじやら感想を述べましたが、私的にちゃんとじっくり見るとさまざまな感情が見え隠れしていてしっかりドラマに入り込める作品だと思います。
みんなに感情移入できるし、なによりイタリア人の気質がはっきりわかる部分が多いのでイタリア好きな人にはぜひみてほしいです。
イタリアの夏が恋しくなるはずです。