合成界面活性剤は肌の再生機能を低下させる
日々使う化粧品やシャンプー。
でももし肌に良くない成分が入っていたら、怖いですよね。
添加物の1つである、合成界面活性剤も今注目を集めています。
物によっては、合成界面活性剤フリーと書かれた商品もよく見るようになってきました。
どんな物なのか、危険性は大きいのか、今回は、合成界面活性剤について解説していきます。
合成界面活性剤とは
簡単に言ってしまうと、水と油を馴染ませて、混ぜ合わせるための石油系の人工的に作られた化学薬品です。
本来、水と油は混じらないので、合成界面活性剤を使うことによって水と油の界面の性質を変化させ、水と油を混ぜ合わせることができます。
そして、油を浮かせて落とす洗浄効果があるので、いろいろな洗浄アイテムに使われている化学薬品です。
合成界面活性剤が使われているもの
油を落とす効果を持つ合成界面活性剤ですが、身近な様々な物に使われています。
洗濯用合成洗剤、台所用合成洗剤、トイレ用洗剤、化粧品、クレンジング、日焼け止め、洗顔フォーム、合成シャンプー、リンス、ボディソープ、ハンドソープ、歯磨き粉、口内洗浄液などです。
書かれているほぼ全てが毎日使う物ですよね。特に化粧品なんかは、お肌に良いと思ってつけているのに、むしろ逆効果になっているなんてことにも。
肌に悪い理由
肌の脂を全て取り除き、再生機能を低下させる
肌の脂は、肌を細菌の侵入や乾燥から、守ってくれています。
それが全てきれいに洗われてしまうと、肌荒れやひび割れが起こります。
そして、肌の表面にいる、肌を健康的に保ってくれる常在菌も殺してしまいます。
常在菌がいなくなると、肌の再生機能が低下して肌荒れを引き起こします。
浸透しやすい性質を持っている
合成界面活性剤は、浸透しやすい性質を持っているので、荒れた手で合成洗剤を使用し、手に浸透してしまったり、合成洗剤で洗った衣類から体に浸透したり、また、歯磨き粉は口から、シャンプーやリンスは頭皮から浸透していきます。
そして溜まってしまうと、毒を処理する肝臓に負担を与えたり、合成界面活性剤の毒性と他の化学物質が反応し発ガン性の心配もあります。
アレルギー反応を引き起こす
普段から少量でも摂取していると、突然アレルギー反応やアトピーを引き起こす可能性があります。
洗った衣類を身につけると反応が出てしまったり、歯磨き粉が体内に入るのもアレルギーを誘発してしまう原因になってしまいます。
肌や体内のタンパク質を壊す
合成界面活性剤は、タンパク質を変性させる性質を持っているので、肌を弱らせ、老化の原因になります。シワやたるみ、シミなどを引き起こしてしまいます。
そして、使い続けることによって肌に残ってしまい、5年後、10年後先の肌にも影響を及ぼします。
刺激がよりつよい合成界面活性剤の種類
合成界面活性剤も複数の種類があるんです。
その中でも特に刺激が強いものを紹介します。
- もっとも刺激が強いカチオン界面活性剤
タンパク質変性作用が最も大きいのがカチオンです。
今は減りましたが、公衆トイレなどの手洗いの横についている緑色のハンドソープ。
あれは、カチオン界面活性剤が使われていることが多いです。
そして柔軟剤にも使われていたりするので、注意してください。
- アニオン界面活性剤
食器用洗剤や洗濯洗剤によく使われています。
洗浄力がかなり高いので刺激も強いです。
-
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
名前が読みづらいですが、こちらもかなりの洗浄力を持ってます。
一般家庭がt飼うような食器用洗剤などには今では使われてないですが、業務用洗剤だと使われていたりします。
そして、洗濯洗剤にも使われていたりするので注意が必要です。2回すすぎをすると良いです。
赤ちゃんや肌の弱い人がいる家庭は注意が必要です。
このように表記されているものは毒性が特に強いのでよくみて買ってください。
『ラウリル硫酸Na、スルホン酸Na、ラウレス硫酸Naなど』
見直すならまずは石鹸
直接肌につけなければいけないものから見直していくと良いと思います。
クレンジングは化粧を毎日する女子は、ほぼ毎日使う物ですよね。
しかも顔の肌は特に気をつけたいです。
なので、クレンジングは、オリーブオイルなど、自然の植物油を使って落とすのが良いです。しかし植物油にアレルギーがある人は気をつけてください。
そして、シャンプーやリンスの無添加のものを使うと安心ですね。
ボディーソープも合成界面活性剤が使われていることが多いので、無添加の石鹸なら肌にも優しいです。
無添加の石鹸を使うことで、肌の再生機能が正常になり、ターンオーバーが活発になるので、健康的な肌になっていきます。
オリーブオイルをベースとして作られた石鹸があるので是非チェックしてみてください。
石鹸素地、合成界面活性剤、保存料、人口添加物、発泡剤、防腐剤、すべてフリーです。
最後に
現代では、知らず知らずにいろいろな化学物質を体に取り入れていたりするので、正しい情報で正しく対処していきたいですよね。
そしてこの記事を読んだ後は、化粧品や日常で使う洗剤類を買うときに、あ、と思い出して、ラベルをチラッとみて気をつける習慣がつくと思います。
将来の私たちの肌のために今から行動していきましょう。