月経カップで生理中のモヤモヤとサヨナラ 使い方をご紹介
女子の毎月のめんどくさい期を助けてくれるアイテム、その名も月経カップ。
ムーンカップとも呼ばれます。
ヨーロッパでは薬局でよく見かけるのですが、日本だとまだまだ浸透してないですよね。
実はすごく実用的で、慣れてしまえばすっごく快適なんです。
そして、みたことある人も、使い方がいまいちわからなかったり、使ったことある人も、使用時に痛みを感じたり。月経カップについてのさまざまな悩みにアプローチしていきます。
月経カップとは?
月経カップとは、こんな形をした生理用品です。
簡単に言ってしまうと、このカップを清潔な手で膣に入れて月経の血を溜める仕組みになっています。
月経カップのいいところは
- 長時間持つので頻繁に変えなくても平気(大体最長12時間)
- 約10年は使えるのでかなり節約になる
- トキシック症候群(TSS)が起こる可能性がすごく低い
- つけてるのに慣れてしまえば生理中だということをうっかり忘れる
- 漏れる心配がほぼない
- ナプキンと違い蒸れたり痒くなったりしない
そのほかには、旅行の時など荷物がかなり減ったり、ゴミがでない。
月経カップはいってしまえばすごく画期的なアイテムだと思います。
しかしやはりいいところもあれば悪いところもあります。
月経カップの悪いところ
- 衛生的に使うために、その都度きれいに殺菌しなくてはいけないので面倒
- 血が溜まったカップを手で取り出さなくてはいけないのでちょっとグロい
- 最初に使うときはやはり大きさのせいもあり怖い
グロいのが苦手な人は月経カップはちょっと勇気がいるかもしれません。
そして指で押し込むタンポンのように指でカップを入れないといけないのでそれに抵抗がある人は難しいかと思います。
そして、長時間の間、膣に入れっぱなしにするため、しっかり洗浄しなければいけません。
洗い方についてもこの後詳しく説明していきます。
月経カップの使い方を解説
月経カップを購入し、使用する前に行うこと
①沸騰消毒をします。
鍋に水を沸騰させ、その沸騰した熱湯の中に月経カップを入れ10分間沸騰消毒します。
レンジで行う場合は、耐熱容器に水と月経カップを入れレンジで数分間沸騰消毒をします。
②月経カップの下に伸びている尻尾を引っ張り、念のため切れないか確認します。
③月経カップの縁の近くにある小さい穴がちゃんと開いているか確認します。
月経カップの挿入手順
①まずは手を洗い、清潔な状態にしてください。
②トイレに座ったり、自分の挿入しやすい体勢になって、下半身の力を抜いてリラックスします。
③カップの尻尾が下に来るように持ち、自分に合った折り方でカップをコンパクトに折りたたみます。画像のように折るのが簡単かと思います。
④ゆっくり挿入します。位置は、タンポンより低い位置くらいです。
⑤膣の中でカップが開いたか確認してください。膣とカップの縁をぐるっとなぞって確認するか、カップの底を持ちクルッと回転させてみて確認します。
しっかり膣内で開いて装着できたら完了です。
取り出すときのコツ
取り出すときも同様、手を清潔にして取り出します。
そして、カップの底部分を少しつまみ、膣とカップに隙間を作ります。
そうすると密着していた膣とカップが離れて取り出しやすくなります。
*尻尾を引っ張り取り出すのは、痛みを感じたり尻尾が切れたりするので隙間を作ってから取り出します。
カップを取り出したら、溜まった血をトイレに捨て、石鹸できれいに洗います。
出先でしたら、ペットボトルの水で洗います。
最後に
月経カップはタンポンに比べるとすごく清潔なので月経カップに慣れてしまえば生理中の無駄なイライラや不快感とはサヨナラできます。
すごく快適なのでぜひ試してみてください。