薬膳火鍋を食べに行った!ハマった人に薬膳の効果や取り入れ方をご紹介
少し前に日本でもブームになった火鍋。
中国の伝統的な鍋料理なのですが、身体にも美容にも良いとされる『薬膳火鍋』が女子の間でいまとても人気なんです。
薬膳と言われてもあんまり美味しそうなイメージがないですよね。
でも、薬膳火鍋を食べてみたらきっとクセになると思います。とっても美味しいんです。
私も薬膳にハマったきっかけは薬膳火鍋なのでまずは薬膳鍋の魅力からご紹介していきます。
薬膳火鍋って?
まずは、「火鍋」をサラッと説明。
火鍋は中国の鍋料理なのですが、日本のお鍋のように、魚介や肉野菜などを好みで入れてグツグツと煮込みます。
火鍋のルーツは内モンゴルなんです。内モンゴルで羊肉で食べられていたもので、その歴史はとても古いです。
そして、今では中国全土でたべられているのですが、地方によって味付けも入れる具材もさまざま。
確立された食べ方としては、金属製の大鍋が半分に分かれておて、半分は白く濁った色の白湯(バイタン)と、一方は、唐辛子などの香辛料をたくさん入れた辛い麻辣(マーラー)に好きな肉や魚介、野菜などを入れて食べます。
代表的なお肉は羊肉です。火鍋には羊肉を入れて食べるのが一般的とされています。
そして、その火鍋にたくさんのいろいろなスパイスや漢方を入れたものが『薬膳火鍋』と言われています。
たくさんのスパイスと漢方の力で身体を内側からぽかぽかにして美容にも良いので日本でもとても人気なんです。
薬膳火鍋に使われる主な素材
白蔻(バイコウ)ビャクズク
・・・ショウガ科で、カルダモンの一種であるビャクズク。
【効能】消化促進 食欲増進 胃痛にも効く
党参(とうじん)
・・・キキョウ科 ヒカゲノツルニンジンおよびトウジンの根を乾燥させたもの
【効能】消化器官を整えて食欲不振や疲労に効果的 末端冷え性息切れにも
棗(なつめ)
・・・クロウメモドキ科
【効能】ビタミンCが豊富で美容に効果的 抗ストレス作用 血液浄化作用
大蒜(たいさん)にんにく
・・・ユリ科 にんにく
【効能】滋養強壮 抗酸化作用 血液サラサラや便秘解消
良姜(りょうこう)
・・・ショウガ科 ハナミョウガ属植物の根茎
【効能】冷えによる胃痛 消化不良 吐き気などの改善
草果(そうか)
・・・ショウガ科 ビャクヅク属植物の成熟果実
【効能】脘腹脹満や吐気 胸のつかえ 腹下しなどに効果的 消化不良にも
枸杞子(くこし)
・・・ナス科 クコやナガバクコの成熟果実
【効能】抗酸化作用 皮膚美容効果 神経疲労や目の疲れ 視力減退や血圧安定にも効果的
当帰(とうき)
・・・セリ科
【効能】めまい 動悸 生理不順 関節痛 冷えによる腹痛等の鎮痛鎮鎮効果や抗菌 子宮の機能調整作用など
生姜(しょうきょう)
・・・ショウガ科 生姜の根茎
【効能】発散作用 健胃作用 鎮吐作用 血行を促す
龍眼(りゅうがん)
【効能】補血作用 貧血めまい 生理不順や安眠 鎮静作用 動悸や健忘などにも
・・・みかん科 サンショウ属植物 イヌザンショウなどの成熟果実
【効能】健胃 鎮痛 利尿作用
三奈(サンナー)
・・・ショウガ科 バンウコンの根茎
桂皮(グイピー)
・・・クスノキ科 シナモンの基となる樹皮を乾燥したもの
【効能】健胃 発汗解熱や鎮痛作用 整腸作用も
肉豆蔻(ロウドウコウ)ニクズク
・・・ニクズク科 ニクズクの成熟種子から仮種子および種子を取り除いたもの
【効能】口臭予防 食欲不振や吐気の改善 胃痛にも 鎮痛作用
茴香(ホイシャン)イキョウ
【効能】消化促進 血行促進 利尿作用 鎮痛効果も
薬膳火鍋が食べられる小肥羊に行った!
日本で美味しい火鍋が食べられるチェーン店の「小肥羊」に行ってきました。
白湯(パイタン)スープと麻辣(マーラー)スープの2種類で、ラム肉は臭みがぜんぜんなくてとっても食べやすくなっています。
こんなたくさん漢方やスパイスが入っててめちゃテンション上がりました。
今回は、ラム肉や鶏肉、野菜が食べられるバリューコース(税抜き¥2,200)にしました。
ラム肉も本当に臭みがなくてぱくぱく食べちゃいました!めちゃくちゃ美味しかった。
そして、スープなんですが、最初の一口めは赤い方の麻辣が美味しい!と感じたのですが、徐々に食べてくと白い方の白湯(パイタン)がクセになってきてハマってく感じ。
どっちも美味しい!
ゴマのプリンみたいなデザートも最後に出てきて、大満足でした。
火鍋初心者の人は「小肥羊」おすすめです。
定期的にお肉半額キャンペーンもやってるようなのでラッキーだとお肉が半額で食べれます。
家庭でも薬膳を取り入れてキレイになろう
自分の家で薬膳料理か〜って思うとけっこうハードルが高そうですが薬膳料理に使われる食材って必ずしも漢方だったりスパイスだったりではありません。
というのも、「薬膳」というのは、自分の体調や体質、季節などに合わせた食材や生薬を日々の中に取り入れて体調を整えていくことを意味します。
なので、スーパーで手軽に手に入れられる食材でも薬膳料理はできるんです。
例えば、
むくみがひどい人は、かぼちゃや山芋などで胃腸の機能を高めると良いです。
そして、体の水分の排出を助けてくれるのは、黒豆やわかめ、ひじき、こんぶなどです。
このように、体調に合わせた食材や季節の野菜を取り入れると身体を整えてくれます。
これが「薬膳」なんです。
一方、スーパーでも手に入りやすいスパイスだと
シナモン、ジンジャー、ナツメグ、クローブ、メタリック、フェンネルなど、薬膳火鍋にも使われていたスパイスなどですね。
この辺りは、消化吸収の補助や、発汗、健胃調整など美容と健康の秘訣である良い効果が期待できます。
お肉料理にもアクセントで振りかけても良いですし、紅茶やヨーグルトに。
シナモンなどは甘いものにも合いますよね。
ナツメグのようなヨーロッパでもよく使われているスパイスはグラタンやパスタなど、洋食に使うと味がグッとよくなるのでおすすめです。
おすすめの薬膳料理の本
私のように薬膳鍋にハマってしまった人におすすめなのがこの本です。
体の内側からポカポカする鍋は身体にとっても良いです。
お腹も満腹になってキレイにもなれる!
パターン化してしまう鍋ですが、この本に載ってる鍋でいつもと違う鍋も楽しめます。
ぜひチェックしてみてください。
食事は健康の基となる
健康にも美容にも絶対的に関係してくる私たちの日々の食事。
食事によっては、大きな病気になってしまったり、はたまた、予防にもなるくらい私たちの体と密接しています。
そんな毎日の食事に使う食材にちょっとだけ注目してみると楽しく食事ができて、キレイな健やかな身体を作れます。
薬膳料理、試してみてはいかがですか❤︎