派遣社員の給料の平均は?おすすめの職種を紹介します
派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結んで派遣会社から給料をもらいます。
派遣社員のほうがバイトや正社員より給料が高いってよく聞きますよね。
なんで給料が高いのか、どんな人が派遣社員として働くのか、そのあたりをわかりやすく解説していきます。
派遣社員のお給料の平均はどのくらい?
一般派遣労働者の1日当たり(8時間)の平均賃金は13,831円です。
週5日勤務で、土日祝日と年末の休みの合計が大体120日前後とされているので、245日働いたとすると、約338,9万円ですね。
そして、関東、東海、関西の3大都市の平均時給は、1,695円となっています(令和2年5月の調査)
やはり派遣社員のお給料は高めですよね。
派遣社員の給料が高い理由
その前に派遣社員の仕組みについて少しだけ解説しようと思います。
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結んで派遣先の企業で働きます。
なので、お給料は雇用契約を結んだ派遣会社から受けとる形ですね。社会保険や、福利厚生なども派遣会社がら提供されることになります。
一方で、派遣会社は、派遣先企業と派遣契約をしていて、企業から人員が欲しいと依頼が来たときに派遣社員を送り、その対価に派遣料金をもらうのです。
給料が高い理由の1つとしては、
時間とコストの節約
企業が、1から人材を探そうとすると探す時間、戦力になるまで育てる時間とコストがどうしてもかかってしまうので、そこで、派遣会社に頼んでしまえば、すぐに企業が求める人材を見つけることができます。その節約できた分、派遣には少し多めに給料を払うことができるのです。
ボーナスが出ないため
派遣社員は基本的にボーナスが出ません。
良くも悪くも、働いた分だけしか給料が出ないのです。
なのでサービス残業もないですし、ボーナスもありません。
企業によっては交通費の支給なし、な場合もあります。
そのため、派遣社員の時給にその分を少し上乗せし、高時給になっています。
派遣社員の不安定な雇用のため
企業は人材が欲しい時に派遣会社に依頼して人材と確保しますよね。
なら、人材が十分になって要らなくなってしまったら、すぐに『もうアルバイトが見つかったのでいらないです』と依頼をストップできるのです。
この派遣社員の雇用の不安定を補うためにも給料に上乗せされて高い給料が払われます。
派遣社員も有給をもらえます
派遣社員も条件を満たすことができれば、有給をもらえます。
その条件とは
雇入れに日から起算して6ヶ月継続して勤務
その全労働日の8割以上出勤
です。
簡単にまとめると
同じ勤務先に6ヶ月以上勤務していて風邪などで欠勤したうち、8割以上出勤できていなければ有給はもらえません。
そして最初は10日間の有給をもらえますが、その先も長く同じ職場で勤務をしていれば、最大で40日の有給取得が可能となります。
派遣社員として働くべき人
社会ではやはり正社員が良いだろうと言われますよね。
ですがみんながみんな同じ境遇ではないです。
派遣社員として働いたほうが今の環境にはベストな人もたくさんいます。
筆者の場合、海外に長くいることが多々あり、半年間だけ日本に帰国して働きたいと言う時期がありました。
その時に利用したのが、派遣制度です。派遣会社と契約をし、半年間だけ働きました。
お給料もアルバイトより高くて、すぐに勤務地が見つかり、やめる時も比較的精神的にも楽に辞めれました。
・働く期間が事前に決まっている人は派遣社員に向いているかもしれません。
・プライベートをしっかり楽しみたい人も派遣社員として働くべきだと思います。
残業や突然の出勤もあまりないのでしっかりプライベートを楽しみたいひとも派遣社員として働く人が多いです。
・副業として
芸能活動や他に目標がある人が副業として派遣を選ぶ場合もあります。
・スキルアップのため
経験者を募集する企業はある程度スキルがある人材を探します。なので、もしその企業に派遣社員として働くことができれば、業務をこなす過程で、さらにスキルアップを望めます。
最後に
派遣社員って社会地位的に良くないんじゃないかと思いがちですが、派遣のメリットも十分ありますよね。
先ほど紹介した、『派遣社員として働くべき人』からしたらなにより高時給なので派遣はベストだと思います。
参考として、高時給の派遣の職種をまとめた記事を貼っておきます。